こんにちは。
みさご珈琲の向井務です。
11月からは真面目に珈琲焙煎屋として仕事していきます。
※いままでもふざけていたわけではありません。
みさご珈琲では、焙煎豆の他、多数の生豆を取り扱っております。
「珈琲は自分で焙煎して、自分で淹れて、自分なりの美味しさを見つけていただくこと」を念頭に置いていますが、まだまだ長い道のりになりそうなので、いままで隠し持っていた焙煎技術を11月から少しずついろんな形(プログレスクラスやこういう場)で公開していきます。
今日は、焙煎シーケンスについてお話しさせていただきます。
みさご珈琲では、みさご珈琲オリジナルであるコクを重視した焙煎方法を、平素、適用しております。ただ、7年前の0号店と称している静岡での試験的焙煎所でも数々の手法を発見したり、他の方の情報から再確認したりしておりました。
その焙煎方法と目指しているところを総括しながら、これからみさご珈琲では焙煎方法別の焙煎豆を提供していきます。
11月から徐々に提供開始しますが、以下の4パターンを準備しています。
①ボディブリード BB
みさご珈琲の現行焙煎方法です。ボディを最大限に引き出す
ために、水抜き時間を長めにとり、湿度の詳細管理を行いま
す。一ハゼまでを短時間で仕上げ、二ハゼまでで香気循環さ
せるとともに、熱圧を維持することで、コクを生み出します
。焙煎中や冷却時に水を使用するのも特徴です。基本的には
、ハイ〜フルシティくらいまでの焙煎深度に向いています。
②アグレッシブアシディティ AA
スペシャリティグレードの香味評価で主に散見される綺麗な
酸味をしっかり出す焙煎方法です。十分な熱量で、短時間で
焼き上げることを重視しており、中深煎り以降では、段階的
な外焼けによる酸味の残留を目指します。焙煎深度は、シナ
モン〜ハイくらいまでが向いています。
③コンプリートコレクション CC
生豆の持っている要素を、良くも悪くも全て引き出す、とて
も濃厚な味わいを出せる焙煎方法です。細胞壁を破壊しやす
くするために、浸水冷凍を生豆に対して行った後、速やかに
焙煎を行います。含水量が高く、生豆の成分の散逸が早いた
め、熱圧を高めに推移させながら焙煎を行います。ミディア
ム〜シティ+くらいの焙煎深度が向いています。
④トラディショナルテイスト TT
昭和の日本の珈琲を彷彿とさせる焙煎方法です。個性を際立
たせるというよりも、平凡ながら安心する香味の表現を旨と
しています。中点をやや高めにとり、温度を少し上に持ち上
げながらゆっくり焼いていく方法です。鮮やかな香味は少し
抜け気味になりますが、極端な苦みや酸味も落ち着いて表現
されます。ミディアム〜フレンチくらいの焙煎深度が向いて
います。
今回は、プロジェクトマグジンで使用されている二つのブレンドを店頭に並べております。特にお留守番ブレンドは、早速トラディショナルテイストという焙煎シーケンスで焼いておりますので、気が向きましたらお試しください。
※今度、同じ豆の焙煎シーケンス別の飲み比べもやりたいと考えております。
では、11月12月の予定表です。
11月の講座&イベント情報
11/3 珈琲マスター講座10-13
11/5 カホンラボ19-20
11/6 マスタークラス10-13
11/10 プログレスクラス10-13
11/12 かわにし音灯り出店&紙ひこうきマルシェ
11/17 珈琲マスター講座10-13
11/17 珈琲焙煎体験13-15
11/20 マスタークラス10-13
11/24 プログレスクラス10-13
11/26 北摂ワインピクニック出店
11/27 ゆめほたる焙煎講座
11/28-12/2 東京方面講座遠征
11月のカフェ休業日
3,6,10,13,17,20,24,27
12月の講座&イベント情報
12/1 珈琲マスター講座10-13
12/4 マスタークラス10-13
12/8 プログレスクラス10-13
12/12-16 タイ農園視察ツアー
12/15 珈琲マスター講座10-13
12/17 珈琲焙煎体験13-15
12/18 マスタークラス10-13
12/22 プログレスクラス10-13
12/23 ゆめほたる焙煎講座
12/29-31 休まず営業します
12月のカフェ休業日
1,4,8,11,15,18,22,25
年始は1月6日から営業します。
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