こんにちは。
みさご珈琲の向井務です。
玄武の仕込みのための焙煎が立て込んできています。
とりあえず1日30kg目標です。
今日は、
煎っ太郎のバーナー清掃の3つのポイントについて
書き留めておきたいと思います。
煎っ太郎とは、うちで使っている富士ローヤル(富士珈機)さんの
小型焙煎機です。サンプルロースターと同クラスのサイズです。
※環境により1kg釜相当で使えたりしますが^^
連続焙煎していくと、排気の状況などによって
油分を持った煙が、バーナーの給気口を塞いでいきます。
ちょっと今回は掃除を怠り過ぎてますね。
おおよそ200バッチ分くらい放置でしたm(__)m
# このマシンは、ドラムも下がってきているので
# モーターとの接続軸もそろそろ交換が必要です。
# その辺は今度お話ししたいと思います。
給気口がふさがるとガスが不完全燃焼となり、
火力が下がります。焙煎的にははっきりした味が出しにくくなりますね。
# うちのような、同時焙煎する場合には、使っている3台の
# リズムが崩れるので、非常に焙煎が面倒なものになってしまいます^^;
清掃のポイントは3つあります。
①給気口を徹底して清掃する
ガス経路はガス圧が一定量かかるため、なかなか汚れが付くことはありませんが
給気について、空気中からバーナーに比較的弱い力で引き込まれていくため、
油分を含んだ煙が付着しやすくなります。
そのため、プラスチックのブラシなどで簡単にでいいので、
バーナーの内外を丁寧にブラッシングします。
これだけで、給気経路が確保されますので、不完全燃焼は起こりにくくなります。
②バーナーを叩いて、油分を剥がし、エアで内部を清掃する
バーナー内部は狭くなっており、分解清掃できない部分がほとんどです。
ある程度外からのブラッシングが終わったら、
バーナー自体を木などの柔らかいものに「コンコン」と軽く叩きつけて
内側の煙が積もったふわふわの油分を取り除きます。
そのあと、エアダスターや構わなければ口やストローで空気を吹き入れます。
そうすると、内部のふわふわの油分が外に出てきますので、
これを繰り返し行います。
③バーナー全体を真鍮ブラシで磨き上げる
バーナーは鉄でできていますが、煙がこげとなって周囲に張り付きます。
これらの焦げ付きのような状態は真鍮ブラシで簡単に取れますので、
全体を真鍮ブラシで磨けば、その都度新品のような輝きを取り戻します。
ちょっと時間はかかりますが、一緒に行われることをお勧めします。
軽く磨いただけでピカピカになります^^
炎も元どおりで、火力も上がりました!
ということで、自分のこと棚上げになりますが、
バーナーの清掃は、定期的にでもいいですし、
ある程度のバッチを経たら定期的に行いましょう。
私も10年は使わせていただいてますが、まだまだ現役です。
これからもおつきあいさせていただきたいと思いますので、
他にも煎っ太郎や焙煎機に関するTIPS(小技)があればご紹介していきます^^
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